2017.3.~4.にかけてJAL特典航空券を利用して、欧州周遊旅行に行きました。(ロンドン→ベルリン→ヘルシンキ)
ロンドン旅行記に引き続いて、ベルリンでの旅行記をまとめています。本記事では主として来訪した場所について紹介したいと思います。*一記事にまとめて書いているので、写真多めです。
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ブランデンブルグ門付近
言わずと知れた超名所。ベルリンのシンボル、
門自体は、1791年に完成。その後ナポレオンに征服され、ナポレオン戦争後に戦勝と凱旋を記念する門となったとか(前の広場もパリ広場という名前)。のち、第二次世界大戦後のベルリン分割で東西の境界とされたため、通行できなくなり、1989年にベルリンの壁が崩壊して東西ドイツの統一がなり、漸く門をくぐることができるようになったため、ドイツ統合の象徴となっているとのこと。ナポレオン、第二次世界大戦と多くの歴史を見守り、様々な変化を受容してきた門だと思います。
人の多いところには必ずといっていいほど詐欺をする人たちがいます。最近は警察が取り締まっているそうですが、ここでもサイン詐欺をしている人たちがいました。要注意です。
他記事でも紹介したいと思いますが、とあるチョコレート屋さんでは、ブランデンブルグ門が再現されていました。それくらい、ベルリンのシンボルです。これはすごい。
ブランデンブルグ門から少し足を伸ばすと、ホロコースト記念碑、情報センターがあります。記念と言われると少し違和感を覚えるのですが、犠牲者の鎮魂のため、またあのような悲惨な出来事を起こさないための記念碑らしいです。ここにはおよそ2000基の石が高さも不連続に、無機質に並んでいます。これらの石の数や高さには意味がないとのことです。この下にある情報センターはホロコースト、および犠牲者についての家族、死の間際の言葉、手紙などが展示されています。学生さんぽい人も多く、時間帯によっては多少混んでいます。
ソニーセンター付近
ホロコースト記念碑から少し歩くと、ポツダマープラッツ付近にソニーの名前を冠したソニー・センターがあります。2000年に建設され、今もソニーの欧州拠点はこの建物の横にあるのですが、現在このセンター自体の所有権は韓国の年金財団に買収されているとの事です。
センター内です。飲食施設、映画館など様々揃っており、人もたくさんいます。
ポツダマープラッツから。左がソニーセンター方面となります。光の色が欧州っぽくてすてきな感じです。
ベルリンの壁とテロのトポグラフィー
ベルリンの壁が残っているなら、是非見てみたいと思っていました。ベルリンでは、あちらこちらにベルリンの壁の跡や、当時の壁自体が残されています。世界大戦、そして分断の歴史を忘れないためだと思います。
テロのトポグラフィ(和訳すると、恐怖の表象でしょうか)という秘密警察(ゲシュタポ)の廃墟と、博物館があります。博物館では、ナチスドイツに関わる展示がありました。
こちらは外側です。真ん中付近がベルリンの壁の残骸(削れてる)で、人がいるフロアは秘密警察のあった地下となります。このフロア、レンガの見えているエリアで政治犯などに対して拷問が行われていたのとの事。
テロのトポグラフィの展示から一枚。写真では皆が右手を前につき出して、ナチスへの賛成の意を示しています。ですが、丸がついている人が一人だけいます。この人はナチスに対するレジスタンスです。信念を曲げない人もいたのだと思わされる一枚です。
ベルリンの壁の断面です。右側が元西ベルリン。左側が元東ベルリンです。突如として現れたこの壁はそれまで自由に往来できていた東西ベルリンを分割してしまいました。高さは3.6m、壁の上部には土管のような返しがあり、壁を乗り越えることは容易ではありません。東側から壁を乗り越えようとしたならば銃殺。なんともひどい話です。国、都市の分割という事象の大きさに思いを馳せます。
ベルリン戦勝記念塔〜シャルロッテンブルグ宮殿付近
ブランデンブルグ門から西へ1kmほど歩くと、ティーアガルテンの戦勝記念塔が見えてきます。高さ67mのこの塔は、プロイセンがデンマークに勝利したことを記念して作られたものです。建設されておよそ150年。上部には金色の女神ヴィクトリアがいます。
正面から。さすがに近くからは高く感じます。
記念塔側面のレリーフには、銃弾の跡が見えます。世界大戦でベルリン市街戦となった際、ここに兵士が籠って戦ったのだそうです。
ティーアガルテンです。時折、自転車が通りますが、基本的に静かな散歩道です。あまり林の中へ行くと、ツェッケと地元の人が呼ぶダニに刺されるので要注意。
プロイセンの王宮、シャルロッテンブルグ宮殿です。宮殿自体は大戦によってその多くが焼失してしまっており、建物はかなりの部分が再現されたものです。現在も一部工事中でした。写真は撮影可ですが、撮影許可証を3€で購入する必要があります。
多少ながら、元あったと思われる美術品などが飾られています。
裏側。シャルロッテンブルグ宮殿の庭です。広い、ですが、他の欧州の宮殿(バッキンガム、ヴェルサイユ、シェーンブルン宮殿など)に比べると、やはり何か物足りないです。
ほとんどが焼失してしまっているので、天井の絵なども再現です。戦争は本当によくないなと思わされます。
街歩き
欧州を旅する際は、よく街歩き、もとい散歩をします。街並や、人々を見ながら歩くのは割と好きで、楽しいです。
先述していますが、ベルリンの壁があったという跡です。この写真は、ポツダマープラッツ付近ですね。
ドイツといえば、メルセデスベンツ。のカーセンター?です。ベンツがたくさん!車好きにはたまらない?
平日でしたが、のみの市も開催されていました。帰りのスーツケースに余裕があれば、こんなところでお買い物をしてもよいかと思います。様々なものが置いてあるので、いくらでも時間をつぶせる感じでした。
Bottom Line
ベルリンでの観光、来訪すべき場所について紹介しました。ベルリンは戦争、分断、そして、統一と様々なことがあり、その傷、記憶を現代に多く伝える都市だと思います。滞在中、多くのことを感じることができ、また来訪したいと思える都市でした。
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