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【JAL】JAL民に朗報!2019年3月〜2020年2月はSALON(サロン)の提供が復活するようです。

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2019.2.26にJALのプレスリリースで、「2019年度国際線シャンパン・ワイン・日本酒セレクション決定」との発表がありました。その中で、2018年に提供を中止していたサロンが復活、2019年3月よりファーストクラス・シャンパーニュとして「サロン2007」が提供されることがわかりました。

皆さん、JALの国際線ファーストクラスに乗るなら今です!!(笑)

 ▼プレスリリースです

press.jal.co.jp

▼過去関連記事です。

www.lucktabi.com

 

 

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サロンって何?

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サロン社は1900年代初頭、フランス・シャンパーニュ地方のメニル・シュル・オジェ村に設立されたシャンパンメーカーです。 原料となるぶどうが不作だった年には生産を見合わせ、ヴィンテージが手に入った年にのみ最上質のシャルドネの一番搾り果汁のみを使用して、一種類のシャンパンのみを作るという「こだわり」で知られています。 またマロラクティック発酵をさせないため飲み頃に至るまで長期の熟成期間を要し、年間の生産量は5万本程度に限定されるため、その希少価値から「幻のシャンパン」と呼ばれています。 若くして社長に抜擢された、ディディエ・デュポンの洗練された感覚と鋭利な経営手腕によってシャンパーニュ・サロンは「奇跡のシャンパーニュ」として、唯一無比の個性を発揮しつづけています。収穫から少なくとも10年熟成されて発売されるシャンパーニュ・サロンは、清らかな果実のエッセンスが凝縮されて、繊細でエレガントなスタイル、透明感にあふれる味わいは不変です。

▲大事な部分をボールドにしました。つまり、ブドウが良くないと作らない、希少価値の高い幻のヴィンテージ・シャンパーニュなんです。ちなみに、飲み口はかなりすっきりしてて美味しいです。75clのボトルが6万~8万円位します。

また2007年からこれまで10年に渡って、JAL国際線ファーストクラスで提供されてきた、JALファーストクラスの代名詞的シャンパーニュでもあります。

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▲2003〜2018年までですが、JALといえばサロン、ANAといえばクリュグ。特に2007年以降はそんな感じ。ちなみに市価は倍くらい違います。2018年に数量が足りなくなったためか、原因は定かではありませんが、ルイロデレールクリスタルが供されていました。

いつから機内でサロンを飲めるの?

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▲2019年3月1日から国際線ファーストクラスにて復活です。但し、8月末までは日本発の往路便でのみの提供となる模様。復路はルイロデレール・クリスタルなので要注意です!往復ともに提供されるようになるのは、9月からのようです。

今後の見通しは?

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▲(サロン社HPより)不安をあおりたい訳ではないのですが、やはり今後も供給不足になるのは否めない気がします。

製造サイドの情報からみると、まず基本的に出来の良い年にしかサロンは生産されず、20世紀にリリースされたのはわずか37回。おおよそ2.7年に1度、5万本程度の製造量とのこと(Krugでもその10倍程度製造されているとのことです)。またサロンの場合はNVが存在せず、10年以上の熟成期間があります(最近のは11年熟成)。うーん、まさに幻ですね。

また、消費サイドの情報も見てみましょう。不完全ではありますがJALさんのファーストクラスでの提供年を上の表で追ってみると、大体2~4年程度でヴィンテージが変わっています。サロン社からJALへのサロンの1ヴィンテージの供給量はどんな契約なのか全く不明ですが、vintage2007もあまり長くは続かないと見るべきでしょう。また、vintage2008は熟成中ですが、マグナムボトル(150cl)しか製造されていないとの情報もあり、vintage2007が無くなったらすぐ次に切り替わる、ということは製造量、熟成期間等の事情から考えにくいでしょう。

なので、JAL国際線ファーストクラスに乗るなら、ここ2年以内位が一つの目処と私は思います。

ファーストクラス提供ワインの他の注目点は?

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▲私はお口が子供なので、飲みやすいシャルドネの白が好きです。そういった意味で、9月から提供のシャブリのグランクリュがいいですね。ブリティッシュエアウェイズのアッパークラス、ラウンジでも提供されている飲み心地の良いワインです。

前が長いですが、それ以外で言うとやはりプレスリリースでも推している「シャトーラグランジュ2013」でしょう。

フランス・ボルドー地方サンジュリアン村で生産される第3級格付けの中でも特に有名なシャトーです。カシスや腐葉土、甘草などの複雑なアロマを持ち、快活さと熟成感双方の風味に満たされているとても贅沢な時期に差し掛かっています。複雑な余韻と滑らかな口当たり、よく馴染んだタンニンとのバランスのよいフルボディです。

ファーストクラスのミディアムレアのステーキに良く合いそうです。あれでもこのワインもブリティッシュのアッパークラスで提供されていたような気が。。。気のせいでしょう。

Bottom Line

JALからのプレスリリースで国際線ファーストクラスでサロンが2019年3月より復活することをお伝えしました。昨年に提供が途絶えてしまったのは、おそらく提供数量の問題でしょう。何にせよ、JALとサロン社との関係が悪化したため、とかいった破滅的な事象によるものでない事が確認できてほっとしました。またJALでサロンが飲めるぞ!

但し、salonは製造量が非常に少ないシャンパーニュであるので、今後もJALへの安定供給が続く保証はないでしょう。一部ではvintage2008はマグナムのみで、供給が少ないとの情報もあり、どうしても空の上で飲んでみたい方は復活したこの1~2年内が勝負でしょう。

私もせっせとマイルを貯めて、JALのファーストクラスに乗りたいと思います。

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