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【Trip】2018.5.京都旅行記(嵯峨嵐山、青紅葉をさがして)

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2018年5月、GWの合間をぬって、京都へ旅行に行ってきました。南禅寺〜嵐山と色々巡りましたが、久々の京都滞在でテンションがあがって写真を大量に撮影してしまったため、幾つかの記事に分けて投稿します。

今回は、嵯峨嵐山を奥嵯峨から山を下り、竹林の道付近を通って、嵐山駅まで散策しました。

 

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祇王寺、苔と青もみじ

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▲京都市右京区の奥嵯峨にある祇王寺は、平家物語にも登場する悲恋の尼寺です。平清盛に寵愛されていた白拍子である祇王が、清盛が仏御前に執心になり、結果、都を去り、妹、母と共にこちらの尼寺へ出家したとの逸話が残っています。境内にある草庵には、祇王とその妹、母の木像の他、仏御前と清盛の木像が安置されており、悲恋の物語に思いを馳せずにはいられなくなります。

さて、祇王寺は、かつて奥嵯峨にあった往生院の境内にあった尼寺とのことですが、後年荒廃し、明治には廃寺となりました。これを惜しんだ、時の大覚寺門跡が再建を企図し、京都府知事から別荘一棟の寄付を受けました。これが現在の祇王寺で、大覚寺の塔頭寺院ともなっています。今では寺一帯に生えた苔や、青紅葉が有名となっています。苔寺として西芳寺が有名ですが、こちらは予約不要で訪れる事が可能なため、苔の絨毯を気軽に鑑賞することができます。f:id:gragra1185:20180616153303j:plain

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化野念仏寺、無常と青もみじ

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▲京都市右京区の嵯峨野にある化野念仏寺は、その数およそ8000という石塔・石仏を境内に有する浄土宗のお寺さんです。あだしの(化野)という名前にある〜野という地名は、平安時代以来の風葬地を表しているそうで、化野のほかに、東山の鳥部野、船岡山の蓮台野が知られています。

化野念仏寺は、都に疫病が流行っていた弘仁年間(810~824年)に、空海が土葬を人々に教え、化野の地で野ざらしとなっていた遺体を埋葬し、その上に1000体の石仏と堂を建て、五智如来寺と称したのが始まりと言われています。後に浄土宗の祖、法然が同地に念仏道場を開き、念仏寺と改名しました。現在、石仏・石塔の数が8000にも及ぶのは、明治36年頃に化野に散在していた無縁仏を集めて供養したからでありまして、境内の西院の河原ではこの世のはかなさ、無常感といったものを今なお感じる事が出来ます。

毎年8/23~24に行われる千灯供養は京都の風物詩としても有名で、多くの参詣者で賑わうそうです。また、竹林の小径、紅葉が美しい場所としても有名です。

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竹林の散策路、竹林の趣とおじぞうさんと

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▲竹林の散策路は2016年にできた新スポットです。嵯峨・嵐山で竹林の道といえば、野宮神社を中心として一帯にある竹林とその道の趣深さで大変有名ですが、如何せん有名すぎるため、常に人が多く、セルフィーしている人もいるし、なんか違うなーと思う方も多いと思います。そんな中、野宮神社からもう少しだけ先に歩を進めると現れるのが「竹林の散策路」です。9:00~17:00までだそうなのですが、入場無料で竹林の中を散策できるような空間が開放されています。

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嵐山駅、キモノフォレスト

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▲人が多すぎる野宮神社の脇を抜けて歩いて嵐山駅近辺まできます。2013年7月に嵐電嵐山駅はリニューアルしたそうなのですが、その際の目玉がこちらキモノ・フォレスト。キモノ・フォレストは、2m程の京友禅入りアクリルパイプが600本ほど配置されたアート作品です。特に、着物の小径と題された小径は、京友禅の林が立ち並び、幻想的で不思議な感覚でした。

私が訪れたのは、夕方くらいでまだ日が落ちる前だったので、友禅のポールが立ち並ぶおしゃれさをまず感じました。日が暮れると、ポール一本一本が光り、あたかも光の林が闇に浮かび上がるようなので、幻想さは夜のほうが何倍も感じやすいと思います。

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Bottom Line

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▲祇王寺より。嵯峨嵐山は寺そのものの美しさだけではなく、自然の美しさ、はかなさをも感じることができるので、文章少なめ、写真のみで語ろうと思っていましたが、結局文章も多めに書いてしまいました。今回は、5月のGWくらいに京都に訪れ、青もみじや竹林の青々としたさわやかな雰囲気を感じてきました。自分自身、非常にリフレッシュした滞在であったなと思います。年がら年中人が多いのはネックですが、これ以降も京都の四季に触れていきたいなと思います。

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