British Airways(BA)のExecutive Club(EC)の短距離特典航空券をお得に利用して、
特典旅行を楽しまれている方は多いと思います。私もそんな一人ですが、ふと思い立ちました。
Avios & Money(Avios利用で予約を進めると、"他の料金オプション"として出てきます)を使えば、Avios効率を高めつつ、旅行をすることができるのではないか?と。
要は、特典交換に足りないAviosを現金で支払いまーすというやつです。ホテル系のプログラムだとよくあるやつですが、例えば、無料宿泊に必要な1泊60000ポイントを50000ポイント+10000円として支払うことで、1ポイント/円でポイントを購入したのと同等の効果を得る事が出来るというものです。
そんなわけで、BA便のエコノミークラスに関して検証してみました。(残念ながらJAL国内便ではオプション表示されませんでした。。。)
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検証1.ロンドン発欧州域内短距離便
なんだか漢字の多いタイトルになってしまいました。丁度、ロンドンへ旅行に行くので、BAを使って欧州域内旅行を企んでいます。ロンドン発でEU域内の短距離便(〜650MILES)を使う場合のAvios数は
一人当り4500Avios (OFF-PEAK時4000Avios)
と非常にお得なレートとなっています。試しに、LHR→CPH(コペンハーゲン:609MILES)で、ピーク時の空席状況を確認してみました。
空港利用税込みで4500Avios+¥2,200がベースとなりますので、ここからAvios、現金の差分を引いてAvios/円効率を見ると、2~2.42Avios/円となりますね。
1.5円前後であれば価値がありそうなのですが、やはり短距離便ではお得感はありません。Avios利用一択ですね。
検証2.ロンドン発欧州域内中距離便
次に、ロンドンより651~1150MILESに相当する区間 だと7500Aviosで発券可能です。例えば、LHRロンドン→HELヘルシンキなんかがこれに該当すると思います。JAL便が就航しているので、JAL派にとってはヘルシンキは非常に使い勝手のよい土地ですし、JGCであればFinnairのラウンジが使えます。(ラウンジの食べ物等はおいしいのですが、日本人だらけだったりします。)
こちらも同日の日程で調べてみましょう。
空港利用税込みで7500Avios+¥2,200がベースとなりますので、ここからAvios、現金の差分を引いてAvios/円効率を見ると、1.52~1.93Avios/円となります。
ちなみに、2500Avios+¥9800のとき、1.52Avios/円となります。
このくらいの効率であれば、一考の余地がある気がします。Aviosを消費したくないけど、飛行機で旅行はしたいって感じのときでしょうか。
正直、このマイル域内であればヨーロッパ内であればほぼどこでも行けるような感覚ですね。
検証3.ロンドン発欧州域内長距離便
次は、ロンドンより1151~2000MILESに相当する区間 だと10000Aviosで発券可能です。例えば、アテネとか、イスタンブールとか(残念ながらどちらとも就航していませんが)、モスクワ辺りまでも範囲に入ってきます。こうなると、最早欧州ではないのでしょうが。
さて、LHR→DME(moscow)で確認します。
空港利用税込みで10000Avios+¥2,200がベースとなりますので、ここからAvios、現金の差分を引いてAvios/円効率を見ると、1.54~1.93Avios/円となります。
ちなみに、5000Avios+¥9900のとき、1.54Avios/円となります。
検証4.ロンドン発長距離便(日本へ)
最後に、日本までの特典航空券発券の場合のAvios+Moneyでの効率を確認しておきます。ロンドンから羽田空港までは5965MILESあります。
こちらは、5501~6500MILESに相当しまして、30000Avios必要となります。
空港利用税込みで30000Avios+¥31,193.05がベースとなりますので、ここからAvios、現金の差分を引いてAvios/円効率を見ると、1.40~1.59Avios/円となります。
ちなみに、15000Avios+¥46539.05のとき、1.40Avios/円となります。
かなりAvios獲得効率はよさそうですが、元々のAviosが1Avios=1.5円くらいで交換したものと仮定すると、片道70000円弱の航空券ということになります。ちょっと高いですね。
純粋な片道航空券と考えると非常に有用性が高い気がします。
まとめ
Avios+現金で予約をする場合の重要事項
・BA便のみ利用可能(パートナーと接続がある場合なら利用可、但し効率悪化)
・Avios入手効率については以下
短距離便の場合(1~650miles) :Avios効率 2.00~2.42Avios/円
中距離便の場合(651~1150miles) :Avios効率 1.52~1.93Avios/円
長距離便の場合(1151~2000miles) :Avios効率 1.54~1.93Avios/円
超長距離便の場合(5501~6500miles):Avios効率 1.40~1.59Avios/円
・参考に、Avios入手時の獲得効率を1.5円=1Aviosとして、片道発券時の航空券代金は
短距離便の場合(1~650miles) :9,400円 (8,950円(Aviosのみの場合))
中距離便の場合(651~1150miles) :13,550円 (13,450円(Aviosのみの場合))
長距離便の場合(1151~2000miles) :17,600円 (17,200円(Aviosのみの場合))
超長距離便の場合(5501~6500miles):69,040円 (76,194円(Aviosのみの場合))
Bottom Line
Avios利用時のオプションであるAvios&Money支払いについて検証しました。
仮のAvios入手効率は1.4~2.4Avios/円と区間マイル数によって、仮のAvios入手効率は大きく幅がある結果でした。
最も効率がよかったのは、超長距離便で1.4Avios/円でした。
ですので、基本的にはAviosのみで予約する。Aviosがちょっと足りない時に、Avios獲得効率を考慮して利用する。例えば、Londonまで行きたいがAviosしかないなんてときに利用する。そんな感じのオプションでした。
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