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【Trip】2017.5.ニューヨーク旅行記(メトロポリタン美術館編1)

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2017.5にアメリカ・ニューヨークに観光旅行にいきました。短期滞在で、駆け足の観光でした。今回は、ニューヨークにある世界最大級の美術館、メトロポリタン美術館について紹介します。特に、必見・見逃せない有名美術品を紹介します。また次回、その他の気になる展示品を紹介したいと思います。

 

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メトロポリタン美術館

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ルーブル美術館、エルミタージュ美術館、プラド美術館、大英博物館、故宮博物院と並ぶ、世界最大級の美術館です。所蔵点数は300万点以上と言われています。メトロポリタン美術館の特色は、古今東西問わず、あらゆる技法、時代の作品(絵画、彫刻のみならず家具や装飾品、写真まで)がコレクションされていること、かつ、私立の美術館であるという点です。国立でも州立でもないんです、非常にアメリカっぽいなと思います。開館は、1872年にしており、今年で145年経っています。1872年というと、岩倉使節団がアメリカに辿り着いた年であり、国内初の鉄道(新橋-横浜)が開通した年です。ほか個人的には「みんなのうた」のメトロポリタン・ミュージアムを思い出します。

 

私が勝手に選ぶ、必見の有名絵画9点

メトロポリタン美術館にある美術品を余すところ無く紹介したいのですが、あまりに多くの美術品があるため、私の独断と偏見により一部抜粋して紹介します。それでは、絶対見逃したくない、有名絵画9点の紹介です。

1.デラウェア川を渡河するワシントン

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作品は、アメリカ独立戦争で1776年12月25日に、総指揮官ジョージ・ワシントンが大陸軍を率いてデラウェア川を渡ったことを記念して描かれたものです。

アメリカ独立戦争中、この戦闘の前まで、大陸軍はニューヨークで幾度も敗北を喫しており、軍内でも独立の意義が失われたと、脱走する者もいた状況でした。この渡河によって大陸軍は、ニュージャージー・トレントンでの「トレントンの戦い」でドイツ人傭兵隊を急襲し、一方的な勝利を納め、その後の徴兵、軍内の士気を高めることができたということです。ただ、冬の渡河は難しいもので、急襲にあたって3つに分けた部隊の1つしか渡河しきれなかったそうです。

2.2人のタヒチの女

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この作品は、1899年にタヒチにて、ポール・ゴーギャンにより製作されたもので、現地の女性2人それぞれが花を持った姿が描かれています。描かれた女性が目をそらし気味にしているのが、特徴的です。ゴーギャンといえば、人生の後半のタヒチでの生活と、その絵画が有名です。

3.ゴッホ「自画像」

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ゴッホといえば、「ひまわり」、「自画像」、「星月夜」などが有名です。中でも、自画像は、ゴッホのパリ移住以降に描かれたもので、37点の作品が現存しています。特に、「耳を切った自画像」が有名ですが、他の自画像も表情や、様子がそれぞれ異なっていて、色々な美術館に展示されているので、自画像を見て回るのも面白いと思います。

さて、ゴッホはアルルにて、ゴーギャンと共同生活を送っていた事があります。共同生活の最後はゴッホが耳を切り、病院に行く事になってしまい、ゴーギャンが出て行く形で終わりました。その後、2人は二度と会う事はなかったのですが、手紙による交流はあったようです。メトロポリタン美術館では、2人の作品が同室に展示されており、2人の作風の違いを見て、往時の芸術、状況(共同生活などなど)に思いを馳せる事ができます。

4.女占い師

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ジョルジュ・ラ・トゥールの「女占い師」です。絵の状況は、中央の若い男に占い師の老婆がコインを持って話しかけており、老婆の話で男の気を引いている間に、脇の三人の娘達が男の身に付けている貴金属を奪おうとしています。ラ・トゥールの観察力と豊かな表現力は、作品の登場人物一人一人の視線、その表情が状況を表しており、貴金属を奪う娘、老婆の緊張感さえ伝わってくるようです。

5.水差しを持つ女

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ヨハネス・フェルメールの「水差しを持つ女」です。絵画の中央にいる若い女性が、右手で窓を開きながら、左手で水差しを持っています。水差しは大きな鍋の上に位置しており、これらは赤色のテーブルクロスの上。フェルメールといえばこんな感じの構図ですよね。17世紀の作品ですが、えも言われぬ美しさを感じます。メトロポリタン美術館には他にもフェルメールの作品が所蔵されているので、オススメです。

6.スペインの歌手

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マネによる「スペインの歌手」です。マネがサロン・ド・パリに出品し、初めて入選した作品です。初めは、サロンの展示室の高い位置に飾られていたらしいのですが、観衆からの評判が悪く目の届きにくい場所に移動されてしまったそうです。非常に写実的で、マネらしい作品だと思います。

さて、マネと聞くと、世界史でモネとマネが同時代の人として紹介され(しかも2人とも芸術家で画家)、親交まであったということで、覚え方がわからなくなったことを思い出します。今なら、モネは印象派オブ印象派という感じで、マネはそれに比べて写実的と少しは知ったかぶりなことも言えますが、当時は、モネは真似してなくて、マネが憧れすぎてモネの真似をしたと覚えていました。完全に蛇足ですね。

7.マダムX

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サージェントの「マダムX」です。サージェントが、1884年にサロン・ド・パリへ出品した際、この作品は、明らかに実在する女性のゴートロー夫人を描いたものとみなされ、その官能的な描き方から批評家たちに非難を浴び、社交界のスキャンダルになりました。この後、サージェントはロンドンへ移住しましたが、メトロポリタン美術館に売却されるまで、この絵はサージェントのスタジオに置かれていたそうです。スキャンダルの一年後には、ロンドン・テート・ブリテンの「カーネーション、リリー、リリー、ローズ」を描いており、サージェントという人物の描写力、想像力、総じて画力の高さには驚かされます。

8.睡蓮

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クロード・モネの「睡蓮」です。「パラソルを差す女」や「ラ・ジャポネーズ」などが有名なモネですが、その中でも彼の一番の代表作と言えるのは、一連の「睡蓮」の作品群でしょう。1890年代後半からその最晩年まで公表され続けた睡蓮は、光の画家といわれたモネの、異常なまでの睡蓮とその池への執着が伺えます。大作は、オランジュリー美術館にありますが、世界に散らばった睡蓮を一つ一つ見て行くのも何だか味だなぁと思います。ちなみに、フランス北部ジヴェルニーにはモネの睡蓮の庭が再現されており、行ってみたいなぁと思います。

9.メーダ・プリマヴェージ

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グスタフ・クリムトの「メーダ・プリマヴェージ」です。クリムトといえば、「接吻」に代表される金箔を用いた画、また女性の裸体美といった官能的な作風の画が有名です。その中にあって、唯一少女を描いた作品がこの「メーダ・プリマヴェージ」。モデルはウィーン幻想派のパトロンだった銀行家で実業家のプリマヴェージ氏の9歳の娘。クリムトは、この画を描く前に、200を超える数のスケッチを行い、思春期の娘に辛抱強く付き合い、彼女の誕生日前に完成させたのだとか。

Gustav Klimt. История одного портрета.. Обсуждение на LiveInternet - Российский Сервис Онлайн-Дневников

▲こちらのページでよく解説されていますが、絵画のモデル(メーダ・プリマヴェージ)の当時の写真も、最近の写真も残っているというのは、何か不思議な感じがします。そして、彼女へのインタビューが残っているというのは大変貴重と思います。

Bottom Line

メトロポリタン美術館所蔵の絵画を、(独断と偏見で)厳選して9点紹介しました。メトロポリタン美術館の絵画は画家達の傑作で溢れており、正直9点選ぶのは非常に難しいです。そんな中ですが、私の力量では、正直紹介しきれないので、出来るだけ異なる画家の作品を紹介させてもらいました。(同じ画家の作品もかなり多く所蔵されています。例えばフェルメールなら5点も所蔵されてますし、ゴッホも多いです。)

この他、メトロポリタン美術館は圧巻のミイラゾーン、中世ゾーン、オセアニアゾーンアなどなどあり、正直迷いました。どうにか一日で見て回ろうと思ったのですが、他の有名美術館同様、広すぎて回りきれませんでした。次に行く機会があれば、2、3日見て回って、完全なガイドを、と思います。

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