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【Tips】フレックストラベラー制度を考える

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先日、国土交通省から「航空輸送サービスに係る情報公開」がなされました。情報公開の主な内容は、各航空会社の遅延・欠航率、路線毎の輸送実績、運賃設定状況、フレックストラベラー制度」に関する情報、固定スポット利用率です。報道資料を示します。

この中で特に、マイルを集めている方にとって重要なのが、『フレックストラベラー制度』に関する情報。今回は、このフレックストラベラー制度について、ご紹介、また自身の体験も踏まえて一考してみました。

 

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フレックストラベラー制度とは?

以下、JALさんHPから引用します。

フレックストラベラー制度とは、この結果、当日座席が不足した場合、当該便を予約済みのお客さまのなかから自主的に便の変更などについてご協力いただける方を募り、ご協力いただいたお客さまに対して、弊社が協力金・マイルの支払いおよび代替交通手段の提供などを行う制度です。

要約すると、「オーバーブッキングが生じて、乗れない人がでた場合に、進んで便の振替に協力した人にマイルや協力金をあげますよ」という制度です。

国内線では、JAL、ANAのほかに、スカイマーク、AIR DO、スターフライヤー、ソスターフライヤー、フジドリームエアラインがこの制度を実施しています。逆に、Jetstar、ピーチアビエーション、ヴァニラエア等のLCCにはこの制度はありません。ご注意ください。

マイルとか協力金って?

国内線の場合、下記表の通りの協力金orマイル(マイレージ制度がある場合)がもらえます。

振替日 協力金 協力マイル
搭乗予定当日 10,000円 7,500マイル
翌日以降 20,000円 15,000マイル

国際線の場合、どうやら協力金は航空会社、路線によっても異なるようです。大体の目安は20000~150000円の間くらい。

私が遭遇した一例を紹介しますと、アムステルダムから日本への帰り便、機材変更でキャパオーバー。そのときは、協力金が600€+ホテル+ご飯の面倒までみるという条件でした。

そして、私が国際線でキャパオーバーに遭遇したのは後にも先にもこの一例。国内線はたまにあるなーという感覚なのですが。

国交省からの情報公開内容と考察

フレックストラベラー制度については、ある期間の不足座席数、協力座席数、全輸送人員、全輸送人員に対する不足座席数の割合、搭乗できなかった旅客の割合が示されています。今回は、H29.4~6の期間の情報が公開されました。

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オーバーブッキングが多かったのは、スターフライヤーが10000人あたり3.14人の割合で発生、ソラシドエアが1.39人、ANAが1.08人でした。全航空会社平均が1.02人。

少し遡って、オーバーブックした座席(フレックストラベラーチャンス)の割合のトレンドをみてみたいと思います。日本の2大キャリアであるANAとJALについて、確認してみました。H24.4〜H29.6までのトレンドを以下に示します。ここからは、特にANAについて、みていきたいと思います。

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こうして見てみると、全体的にANAのほうがオーバーブッキングしがちな傾向です。但し、ANAの方が年間搭乗者数930万人、JALが690万人と、ANAの搭乗者数が大分多い感じです。こういった状況(提供座席数の限界まで予約がある)もオーバーブッキングの多さと関係があるかもしれません。航空会社全体のトレンドを排除して考えたいので、ANA/JALのオーバーブッキング座席比率、総搭乗者数比率を比べてみます。

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このように見てみると、H28.4~6.までは、ANAの売り方がオーバーブッキングになりやすい売り方をしていたものと推定されます。(総乗客比は減っているものの、フレックストラベラー発生比率は増加、また総乗客数は右肩上がり。)その後、H28.7~9辺りから売り方を変えたのか、発生比率は急激に減っています。それまで3人台だったのが1人台におよそ1/2くらいとなっています。

フレックストラベラー体験・考察

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かくいう私も過去に一度フレックストラベラーとなったことがあります。ちょっとだけご紹介します。

その日は、2016年10月の朝一のフライトでした。その日ANA側は非常に混雑しており、これはもしやと思ったら、GSの方がフレックストラベラーを募集していました。GSに一声掛けるとボランティアして頂ける方を募集中とのこと。時間的に余裕があるので、ボランティアできる旨を伝えると、最終的に搭乗口で搭乗できるか否かを判断するので、とりあえず、手荷物検査を受けて進んでくださいということを言われました。(勿論、キャンセルがあったりして、全員搭乗できる場合には飛行機に搭乗できます。あくまで、オーバーブッキングで乗れない人がでたときに。ということです。)

言われた通り、手荷物検査を終え、搭乗口付近まで進みます。搭乗開始5分前くらいになったタイミングで、GSに呼ばれました。意外と私しかフレックストラベラーする者がいなかったのでしょうか。そのままGSと一緒に、もと来た道を戻り、手荷物検査上を抜け、ANAカウンターへ。

ANAカウンターでは、今回搭乗できなかったことへのおわび、またこれ以降の便へ振り返る旨の連絡、そして、保証金orマイルの選択について説明がありました。そして、上記の紙に記入しました。

これを記入し終わった後は何故かどっと疲れました。前から予約していた便なので、そんな高くもない料金です。それなのに7500マイルも貰っていいものかと、少し悩みました。まぁ、ありがたく貰ったのですけれど。

この回以外にも、オーバーブッキングに遭遇したことがあります。そのときはJAL、羽田発の最終便で15000マイルもしくは20000円+ホテル+翌朝便が保証内容でした。ですが、誰もフレックスには名乗りを上げず、結局JAL側で乗れない人に説明し同意してもらっているようでした。

フレックストラベラー制度は、激戦との話をよく他ブログで見かけるのですが、私が遭遇した例はいずれも皆さん消極的で、路線によっても異なるのかなぁ(県民性みたいなものがでるのかなぁ)と思います。

また私の体感だと、オーバーブッキングの起こりやすさは、

ANA朝>JAL朝>>ANA夜>JAL夜>>>>ANA他時間帯≧JAL他時間帯

このような順で遭遇しているように感じます。

まとめ

国内線で、搭乗機がオーバーブックして乗れない人が出る場合に、フレックストラベラーで名乗り出ると、7500マイルor10000円の協力金がもらえる。国際線の場合はもっともらえるが、あまり遭遇しない。

国内線の状況として、ANAのほうが若干オーバーブックしているトレンドにある。しかし、現在は以前ほどの状況ではなく、システムや売り方に変更がなされた可能性がある。

オーバーブッキングは、朝一もしくは最終便で発生しやすい。また、人気路線、三連休など条件が重なると遭遇しやすいものと考えられる。一方で、フレックストラベラーに参加する人(ライバル)が多い路線だと、ボランティアできる可能性が低いなど、その他の条件も考慮すべきである。ここから、そこそこオーバーブックがおき、ライバルの少ない路線を開拓すると、ボランティアしてマイルを稼ぐなんてことが可能であるかもしれない。

Bottom Line

フレックストラベラー制度について、少し考えてみました。航空会社が多めに座席を販売していることもあり、時折遭遇するオーバーブッキング。上の文章で紹介したフレックストラベラー制度を利用してマイルを稼ぐ、ということも不可能ではないと思います。旅でお時間にゆとりのある方は、ボランティアを試してみてもよいかもしれません。

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